阿波発心の道場に隠された秘密
阿波国で空海の伝説が多く伝えられているのは、当時すでに忘れられていた記紀神話の舞台や発源地、歴代天皇の葬場や宮跡などの霊地や由緒地を探しだし、これを聖地として守り伝えるため。
(先に書いておきますが、寺の写真を準備していないところは神社の写真で誤魔化しておりますからツッコミを入れないでくださいねw)
◼︎一番札所 「竺和山 霊山寺」から九番札所「正覚山 法輪寺」
(霊山寺)
旧板野郡内にあり。板野郡内の山の端部は歴代天皇陵が集中して造営された場所。
うち土成町に三寺が集中しているのは神武天皇が即位の地、土成町御所山の麓に鎮座する「樫原神社」があるため。
神武天皇の即位の地であるからして「御所」の地名が今に残る。
◼︎十番札所 「得度山 切幡寺」
(若宮皇太神宮)
応神、仁徳帝に因んだ奈良の地。
奈良坂の地名が残り、応神天皇の三皇子達を祀る「若宮皇太神宮」が残る。
◼︎十一番札所「金剛山 藤井寺」
(工藤氏を祀る藤氏神社)
この寺の東隣が持統天皇の造営した藤原の宮跡。
藤原宮の宮大工、工藤氏の形跡あり。
◼︎十二番札所「摩廬山 焼山寺」
(焼山寺)
その他、阿波そのものである神「大宜都比売命」が祀られる地。
◼︎十三番札所「大栗山 大日寺」から十六番札所「光燿山 観音寺」
(観音寺)
◼︎十七番札所「瑠璃山 井戸寺」
(井戸寺)
◼︎十ハ番札所「母養山 恩山寺」、十九番札所「橋池山 立江寺」
(恩山寺 奥之院)
舒明、皇極、斉明、天武天皇の宮が置かれた飛鳥の地。
阿波から奈良遷都移動の際には立江寺付近から出立したと伝わる。
◼︎二十番札所「霊鷲山 鶴林寺」
(勝浦町 杉尾神社)
宮中八座にも祀られた長族(ナーガ)の大人(うし)、事代主命の生誕地であり縄張り。長柱(なごしろ)の大人(うし)とも云う。
◼︎二十一番札所「舎心山 太龍寺」
(太龍寺)
◼︎二十二番札所「白水山 平等寺」
(橘神社)
伊邪那岐命の禊祓地である橘(湾)の大戸(おど)の奥地に配置。
◼︎二十三番札所「医王山 薬王寺」
(薬王寺)
(法谷寺)
どうでしたか。細かく書いたらきりがないので一部はしょりました。
ネタ切れした時に一寺ずつ細かく書きましょうかね。(笑)
それでは今日はこのへんで。