八つの劔を統括する剣山 八劔神社
はいどうも。awa-otokoです。なにかと忙しいので手短にいきますよ。(忙しいなら投稿するなよって⁈ )
さて、最近少し思うところがあって剣山に登ってきました。
日本書記にはニニギが高天原から葦原中国へ降臨する際、アマテラスから三種の神器を賜り、天磐座から出発したことが記載されています。この天磐座は剣山山頂にある宝蔵石という説があるのはご存知でしょうか。(そんな宝蔵石については今回直接関係ありませんがちょっと言いたかっただけです。ハイ。)
その宝蔵石から大劍神社の傍らに聳える御神石(御塔石)の中間に位置する場所には、「八劔(はっけん)さん」。こと「八劔神社」が古より祭祀されているのであります。
(宝蔵石)
(御塔石)
八劍神社は現在祭祀は滞っているものの、祠自体はかろうじて存在しています。噂では祠の中に納めてある御霊(御神体)もそのままだとか。
さぁ、ここまで書いたら剣山マニアが気になるのは当たり前。さっそく紹介しましょう。
(八劔神社)
八劍さんの祠自体は普通の祠。その背後には…
奥を埋められた窟があります。かの有名な高根氏が掘ったという穴のひとつでしょうか。いや、、、自然の窟を利用しているようにも見えます。
ちなみにこの穴の他にも付近にはいろいろ穴らしきものが確認できます。(たぶんそれらが高根氏が掘った穴なのでしょう。)
この窟については間接的ではありますが八劔さんの祠の真後ろに位置することから八劍神社は窟そのものを祭祀していのが理屈に適っていると私は考えます。
さて、ここからが本題。
実のところ宝蔵石以外の石(磐座)を剣(つるぎ)と称し、古より意図して隠されている ”とある何か ” を示す指標として八劔神社は作られているようです。もちろん御塔石、さらには鶴石、亀石も” 剣(つるぎ ) “ のひとつとして見立てられており、その大小の八つの剣(磐座)を束ねる重要なポイントが “八劔神社” と考えるべきなのです。(大剣神社の御塔石は大きい剣だから大剣なのですよ。あら単純。)
上にも記したように今までの剣山伝説では、鶴石と亀石で鶴亀山(つるきさん)。また安徳帝が御剣を宝蔵石の下へ奉納した所以から剣山(つるぎさん)。また御塔石を天に聳える剣(あめのむらくも剣)に見立てたことから剣山(つるぎさん)。とされているのが定説でした。
しかし、「宝蔵石に関係する磐座は、全て劔(つるぎ)」なのです。さまざまな劔の磐座があるが故に ” 剣山 (つるぎのやま)" と呼ばれたのです。生け花固定用のあの道具も山形に剣がいっぱいついているから ”剣山(けんざん)”って呼ぶでしょ。
そんな剱の山を登った空海は不動明王を、役行者は蔵王権現として、”とある何か” を封印守護しているのは言うまでもございません。
ということで、これ以上余計なことを書いちゃうと当地を荒らす輩が出てきては困るのでこれくらいにしておきます。
自然を畏怖せず、興味本位や手柄目当てで当地を荒らす人間は手痛い報いを受けますよ。くれぐれもご注意を。
ではまたね。(・∀・)