大宜都比売命、神々のルーツ
夜も更けてきたので今回は短めに…
天日鷲命と同郡に鎮り坐す天村雲神。
板野郡に鎮り坐す大麻比古神と葦稲葉神。
これらの神々は皆、阿波の国魂 大宜都比売命に従い、共に伊勢の国より移らせ給いし神也。
いづれの神も伊勢国に由緒有り給うことを知るべし。
また天村雲神は伊勢朝臣 渡會神主等の祖也。
葦稲葉神も同国に鎮座あり。
大麻比古神も決めて大宜都比売命と共に伊勢国佐那の地より移らせ給いし神也。
伊勢とは以西、佐那とは狭長田(佐那ノ縣)のこと也。
大宜都比売命、神々のルーツは佐那河内村にあり。
書きたいことは山ほどあれど睡魔には勝てず…
続きはまたいづれ…
あまりに短すぎるので小ネタをご提供。
冒頭の文にある天日鷲命と天村雲命が坐す山川町湯立(ゆだて)。
湯立のもとは「射立(いたて)」である。
その「射立」の地名のもとになったと考える「射立神社」が存在していたようだ。
それは湯立に鎮座する「日吉神社」である。
(写真は天村雲神社)
かつてはこの日吉神社には神宮寺が隣接し、慶長九年(一六二六)瀬詰村新開御検地帳には畠二町四反、石高約二十石を所有していたことが記されていた、往時は堂々たる寺院であったそうである。
現在の神社名、祭神で判断してはいけない。
古からの産土神を調べるべきである。