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awa-otoko’s blog

阿波の神秘的、不思議、面白い場所を記紀や地域伝承と絡めて紹介します

阿波路の神々(淡路島)

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タイミング的にエビスネタがHOTなのでしょうが、ここは敢えて全然関係ないテーマで進めたいと思います。

短いお正月休みの中、バタバタしながら淡路島に行ってまいりました。
ご存知とは思いますが「淡路(あわじ)」は「阿波路(あわじ)」の事でございます。昔は阿波国の一部でございました。

当然、淡路島に鎮座する神社は廻ってきましたので、特選神名牒の言葉を借りて淡路國十三座を紹介したいと思います。

■津名郡九座

・淡路伊佐奈伎神社
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神位 清和天皇貞觀元年正月廿七曰甲申奉授淡路國無品動八等伊佐奈岐命一品
所在 多賀村(津名郡多賀村大字多賀)

日本書紀』・『古事記』には、國産み・神産みを終えた伊弉諾尊が、最初に生んだ淡路島多賀の地の幽宮(かくりのみや、終焉の御住居)に鎮まったとあり、當社の起源とされる。 伊弉諾尊の幽宮と伝わる場所は、他に滋賀県多賀大社があるが、これは『古事記』の真福寺本の「故其伊耶那岐大神者坐淡海之多賀也。」(いざなぎのおおかみは あふみのたがに ましますなり)との記述による。
ただし、多賀大社祭神南北朝時代の頃までは伊弉諾尊ではなかったことが判明しており『古事記』の記述と多賀大社を結びつけることはできない。『古事記』では「近江」は「近淡海」とするのが常で、同じ『古事記』でも真福寺本以外の多くの寫本が「故其伊耶那岐大神者坐淡路之多賀也。」になっており、その他の諸々の理由から、學界でも「淡海」でなく「淡路」を支持する説が有力である(武田祐吉、直木孝二郎等)。なお、『日本書紀』では一貫して「淡路」と記され、「近江」に該當する名はない。
古代には、淡路島神・津名神・多賀明神などともいった。『新抄格勅符抄』によれば大同元年(806年)に神封13戸が充てられ、さらに天慶3年(940年)9月13日の官符で5戸が加増された。『日本三代実録』貞観元年(859年)1月27日の條では、無品勲八等であった當社へ神位一品が授けたとする。延長5年(927年)には『延喜式神名帳』に「淡路國津名郡九座 大一座 小八座 淡路伊佐奈伎神社 名神大」と記載され、名神大社に列した。(Wikipediaより)
引用文にあるように伊弉諾大神は(高越山の)伊弉冉大神との争いごとから逃げ、この場所に坐すと考えます。

・伊勢久留麻神社
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祭神 伊勢明神
所在 來馬村(津名郡來馬村大字久留麻)

今按明細帳祭神大日孁賣とあるは伊勢の字によりて附会せるものなるべし
こは其由緒詳かならねと伊勢國奄藝郡久留眞神社を迁し祭れる社にやあらん
伊勢って阿波町の伊勢ちゃうの?などと考えております。
    

・石屋神社
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祭神 伊弉諾命 天地明神
所在 岩屋浦(津名郡岩屋町大字岩屋浦)

今按常盤草に岩屋浦繪島の南の海濱にあり今天地明神と稱す
淡路神社記に石屋神社は石窟の中にある小祠なるべし
伊都尾羽張神ならんと云るは古事記に天安河の天石窟にまします神を伊都尾羽張神と云によりてなる
この社には立派な稲荷神社もございました。
稲荷ねぇ… 今回は大宜都比売命ネタはナシで。(笑)


・築狭神社
所在 千草村(津名郡千草村大字築狭)

今按社傳祭神建御名方神と云は今諏訪明神と稱するを以て云るならんも知るへからす
 且此國に由ある事も聞えされは姑く闕疑に従ふ
建御名方ですか。阿波には建御名方の名前から取った名方郡などございましたが…


所在 上賀茂村(三原郡加茂村大字加茂)

今按賀茂別雷神社所蔵寿永三年社領の文書に淡路國佐野生穂庄とある時は別雷神の此國に由緒ある事明かなる
三加茂の鴨神社からではないかと。
鴨神社の年中行事にはわざわざ京都から来ていたとありますから…


・由良湊神社
祭神 速開津日子命

今按淡路常盤草に由良に八幡神宮あり社説に曰末社に東御前西御前前荒神天神社伊勢大神宮とて五社あり 其天神社大神宮二社は中頃より絶たり八幡宮の攝社に王子権現社あり 八幡宮勧請の後王子社は古よりの産土神なりとて八幡宮の攝社に加えたりと云傳ふ 此王子社即湊神社なるべしと云此説尤なり思ふに所謂天神は菅神にはあらて舊より天神なるを後王子権現と稱し来れるなるへし
天神社の廃絶にはあるへからす必湊神社の舊地なるへしと云る如く八幡宮は後の勧請なる事著し
 祭神だけで天都賀佐比古神社っぽい気がするのは私だけでしょうか?


・志筑神社
祭神 少毘古名
所在 志筑濱村(津名郡志筑町)

もしかして薬王子権現ですか?


・岸河神社
祭神 豊受姫命 稱岸河明神
所在 上内膳村 伊勢森(三原郡加茂村大字内膳) 

今按社傳祭神豊受姫と云事他に證すへきものはなけれと社地を伊勢森と稱し村を内膳村と云を思ふに古へに内膳司に由ありて此神を祭れるものなるへし
豊受姫ね… だから大宜都比売命ネタは書きませんから。(笑)


・河上神社
所在 南谷村(津名郡鮎原村大字河上)

今按明細帳祭神高靇神一説興止姫とありて詳ならぬと式帳肥前佐賀郡興止曰女神社ありて河上明神と云ひ其神海つみに由ある神と聞ゆれは此海國に所縁ありて祭られ玉へるも知かたし姑胕て考に備ふ
三加茂の水波能女神社?もしくは貴布禰神社


■三原郡四座

・笑原神社
祭神 素戔嗚命
所在 徳野村(三原郡八木村大字笑原)

素戔嗚命は多すぎて正直わからないないょね。
でも美馬市って素戔嗚命が多く祀られているんですよね…


・湊口神社
所在 湊里村(三原郡湊村大字湊)

今按明細帳祭神綿津見命速秋津姫命とあれど三座の内何れ主神ならん 湊口神と申すによらは速秋津彦命に坐すへきか
こちらも天都賀佐比古?もしくは入田町の…


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祭神 大和大國魂命
所在 上八太村(三原郡榎列村大字幡多)

今按日本記崇神巻に以長尾市為祭倭大國魂之主また垂仁記の注に命大倭直祖長尾市宿禰令祭矣とある大倭直は大和國造同族にて其國造は舊事記に彦火火出見尊の海神の女玉依姫命を娶て生玉へる御子武位起命に出たれは其外家は海神豊玉彦神に縁ありまた當社の鎮座地八太村は姓氏錄に八太造の此地に住たるか其所縁ある大和直の祭れる大國魂神を此にも祭れるなるへし
こちらについては書きたいですが、今回はパスしておきましょうかね。


・久度神社 
所在 國衛村(三原郡神代村大字國衛)

今按明細帳祭神斎火武須毘神とあれと常磐草に平家の氏神仲哀天皇と云説を引り何れも信かたし斎火武須毘神と云るは近き頃久度は和名妙に和名久度寵後穿也とあるによりて久度神は竃神なり竃神は文徳實錄に大炊寮大八島竃神斎火武主比命とある神なりと云説あるによりて云るなれは取かたし平野神の御名定まりて後に此祭神をも定むへき事なり
秋葉明神と同神と考えて良いのか迷っております…


以上、十三座の神社でございました。
昔からの祭神を確認しますと、伊邪那岐大神以外は阿波に祭祀された古の神々の痕跡が… 
そして阿波のどこから勧請してきたかなど想定できるところがとても面白いです。(個人的意見を小さく書いておりましたが、総体的に考えて徳島県美馬市とその周辺の神社から行っているような印象を受けています。)

淡路十三座の全社を参拝しても良かったのですが、他にも確認したい場所などあって今回はご縁があった神社のみの写真紹介となってしまいました。。。

その他、確認した場所は淡路島のパワースポットと呼ばれている場所。

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(絵島)

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(岩楠神社)

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(おのころ神社)

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(津井の八大龍王宮)

それにしても、阿波路というだけあって淡路島は阿波古代史に関係ある場所は盛りだくさんでした。

とりあえず出しておけば後々繋がるので、今回はダイジェスト版での紹介に留めさせて貰いました。
次に紹介する時は伊弉諾神宮、大和大國魂神社とかは外せないと思いますね。
また気が向いたら書こうと思います。(というか、降りてきたら… 書きますw)