麻宮から大宮へ(麻植の章)
吉野川市鴨島町牛島には天日鷲命を主祭神とする「牛島八幡神社」が祀られています。
当社は古い時代の創建で、神山町阿川の二宮八幡神社の大般若経 嘉慶二年(1388年)の奥書に牛島八幡と記されており、室町時代には既に存在していたと考えられます。また牛島八幡は「大宮八幡宮」とも称され忌部神社の候補社の一つにも挙げられていた社なのであります。
郷社八幡神社 往古麻宮と称し、後大宮と公称す。麻植神を祭りし大社なりと云ふ。同村小字神の壇に小祠あり、忌部神を祀る。(麻植郡郷土誌より)
牛島(うしのしま)は「苧師ノ島(おしのしま)」。
神代に麻をはじめとした種々の物を作り始めた神(天日鷲命)の裔が住んでいる村と伝承されていました。(神裔が居住する村として「大人(うし)の島」という美称で起こった地名という説もあり。)
本来は「苧(麻)宮(おみや)」でありましたが、
「苧(麻):おみや」が転訛して「おおみや(大宮)」と称するようになったとされているのです。
はい。麻植郡牛島八幡神社の伝承を挙げました。この内容は結構ポピュラーで知ってる人は多いと思います。
実は転訛による神社名称の変化に関して、この牛島八幡神社の事例に限定することなく、他の地域にも同じような事例があると考えているawa-otokoでございます。
他の地域の事例をイッキに紹介しようと考えましたが、収まりきらないことは明白。長文入力に疲れるのも理由(それが一番の理由な。)でやめました。
ということで、今回はプロローグ的なもの。(ちょっと内容的に物足りないかもしれませんが。。。)
気が向いたら他の地域の事例も挙げて関連記事を投稿しよと考えています。(気が向かなかったら書きませんので悪しからず。題名から(麻植の章)が消えていたら「あ、書くのやめたな。」と察して下さいな。笑笑笑)
それではまた。( ´∀`)