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awa-otoko’s blog

阿波の神秘的、不思議、面白い場所を記紀や地域伝承と絡めて紹介します

瓶(かめ)大明神(瓶浦神社)

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往昔鳴門の海より大亀の脊に載せ来りと云赤色の水瓶さかさまに打覆ひたる中に龍神垂跡し給ふなり、此の瓶に汚穢不浄の輩来り触れ或は不敬をいたせば忽風雨することよく人の知るところなり、伝へ云、むかし旱魃の時近村の農民とも雨乞にとて来て此のお瓶を擲て不敬をなす、其の中に三太夫とて剛毅者力に任せて瓶を打破りければ俄にごぼごぼと山鳴き海涌き電光霹靂し黒雲あたりをめぐりいづちへか烈風に吹上られて失せけるとなん、又明暦年間、光隆君大毛山に遊猟し給ふに兎一𤴓の御獲物無し、其の時かねて霊験を聞し給ひて此の瓶に御礼願せさせられけれは翌日は猪鹿をはじめ数多畋得給ひ其の神明の感応のいちじるきにより瓶大明神と神号を贈り給ひ社を建立仰付られしといふ、其の後鳴門遊見の酔客又は雨乞の徒ややもすれは不敬を為し、時ともなくて疾風吹き晴天俄に雨をそそぎ海舶漁舟思ひもかけぬ憂を見る、此の故に神威ますます光を増し社にふかく秘め奉りて今は猥りに神瓶を拝することあたはざらしむ。
今回は瓶大明神こと瓶浦神社。
 
鳴門市は鳴門町土佐泊浦、大鳴門橋のたもとに鎮座しており、御神体は三つの小さな瓶。
大海龍王神を奉斎して、おかめ様と呼ばれています。
 
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昔の文献では御神体である「瓶」に不敬を働くと、たちまち嵐が起ると伝えていますね。
こんな云われでもつけないと悪戯されたのでしょう。
 
さて、別の場所でこの「瓶浦大明神」を(さわりだけ)書いたので、当ブログで書くか書かないか迷ったのですが… うぅ… 書いてしまいしょう。( ´Д`)=○ 
 
まず、

鳴門とは「速吸門(はやすいのと)」

この「速吸門」で神日本磐余彦天皇(かむやまといはれびこのすめらみこと)は槁根津彦(さおねつひこ)に出会い、海道を案内してもらいました。
 
槁根津彦(さおねつひこ)の別名は珍彦(うずひこ)。
 
鳴門海峡うず潮から名付けられているのは明らかであります。
 
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槁根津彦(さおねつひこ)は、倭国造の祖、倭直部(やまとのあたいら)の始祖になっています。
 
「三代実録」貞観六年条に「阿波国名方郡人従八位上海直豊宗外少位下海直千常等同族七人に大和連の姓を賜う」とあり、「姓氏録」には「大和連、神知津彦(槁根津彦)十一世孫御物足尼の後なり」とあります。
 
槁根津彦(さおねつひこ)が阿波の海人族で倭国の直系であることから、子孫が後世の姓である大和連の姓を、阿波国名方郡海の直の同族七人に与えられているのです。
 
阿波ではこの槁根津彦は鳴門市瀬戸町堂ノ浦の「阿波井神社」で祭祀されているとしています。
しかし私はこの「瓶浦神社」にて祭祀されているのではないかと考えています。
 
その理由は、
 

「瓶(かめ)」とは「亀」

籠神社境内にある、彦天火明命の3世孫・倭宿祢(やまとのすくね)の亀に跨った像はご存知ですか?
 
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倭宿祢は神武東征の途上で神武を案内した槁根津彦のことでもあります。
これを見て何かにをイメージしませんか?
 
 
 
亀に乗った殿方…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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そうです。
浦島太郎です。
 
 
ここ亀浦から海を渡り、大和国(大倭)の湾岸を支配していたのです。そして阿波(倭国)に戻った時には年月も過ぎていたのでしょう。
 
亀に乗っているのは瓶を積載した舟に乗っていたから。
竜宮城とは大和の国沿岸部にあったであろう槁根津彦の砦のことでしょう。
玉手箱とは勅命の書状を入れた箱ですかね。(てきとう。笑)
昔の瀬戸内海、大阪湾沿岸は海賊が多く、警備が多忙で故郷の阿波になかなか帰ってこれなかった。
 
そのような槁根津彦命のエピソードが、「瓶浦神社」の由緒とは別に、浦島太郎の話となって今に伝えられているのではないでしょうか。
 
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ということで今回はこれで終わり。
 
今まで鳴門エリアは調査が手付かずの場所が多かったのですが、今回いろいろとネタを仕入れました。(; ´_ゝ`) フッ
ぼちぼちですが投稿していこうと思っています。
 
いつもグダグダな文章にもかかわらず、読んで頂いてありがとうございます。(^^)